人生の意味

人生に意味はありません。ここでの「ない」とは、「ある」「ない」という状態を表す「ない」ではなく「絶対的な無」の世界です。

本当の無に気づけば、本当の宇宙の生命力を受け入れることができます。自分が完全に消えた時に、始まりも終わりもなく独りで存在する宇宙の大生命力が私たちに迫ってきます。

自ら「私はこんな人間だ」「私はこのように生きる」と決めてしまえば、人生が辛くなります。お金や名誉を得たい、権力も得たい、美しくなりたい、その美しさをいつまでも守りたい・・・。

でも、願う通りにならないので、様々な煩悩と妄想が生じます。

生命の力

頭で考えるだけで解決できることは何もありません。
実際にぶつかることが大切です。
律呂を知る人は冒険を恐れません。
冒険していると、時には失敗することもあります。
しかし、人間は失敗を通して学びます。
ぶつかってもみないで「これはダメだ」「あれはダメだ」と、
観念の中で生きていると、永遠にそれしか見えません。
自分の中で躍動している無限の生命の力を信じ、まずぶつかってみましょう。
自分の限界を無限に育てていくのです。

人の道

人は、生まれてから死ぬまでの間に、
絶胎養生 浴帯冠旺 衰病死葬の12段階を経ます。

絶胎養生は、精子と卵子が出会って受精し、
胎児として10カ月間を過ごして出てくるまでの過程。

浴帯冠旺は、成長し、学び、
仕事に就いて社会的な活動をし、
社会を生きていく過程。

衰病死葬は、衰弱し、病み、死んで埋められるという
人生の締めくくりの過程です。

ほとんどの人は、このプロセスから抜けられません。

人間は、動物とどう異なるべきでしょうか?
人間と動物の中身は、あまり変わりません。

しかし、人間が人間の手を持つなら、
人間の顔を持つなら、
人間の脳を持つなら、
人間は動物のように欲望中心に生きてはいけません。

人間は、人間らしく生きなければならず、
人としての道を行くべきなのです。

自分の人生を振り返り、
これからどう生きるのか、
新たな人生を設計する機会を持ってみてください。