体の中心の低いところに意識を置くと
呼吸は自然に深まります。
感謝の心、喜びの心をもてば
呼吸は自然に軽くなります。

息を吸うときに体に感謝し
吐き出すときに天に感謝すると
息が自然に深く軽くなります。
これが本来の呼吸、
とても自然な呼吸です。

こんな自然な呼吸ができると
いつの間にか呼吸を忘れてしまいます。

清く新鮮なエネルギーが
呼吸とともに体を出入りしながら
呼吸も忘れて
自分も忘れて
ただ息そのものになるのです。

こうして息と私がひとつになるとき
私たちは平和を感じることができます。

反復と進歩

1日休むと自分にわかり
2日休むと仲間にわかり
3日休むと観客にわかる
というバレリーナの有名な言葉があります。

一歩一歩の繰り返しが
上達と進歩をもたらします。
毎年繰り返される季節のリズムも
木の枝をくすぐる風のいたずらも
数百年、数千年、数万年
繰り返されているのです。

反復は大自然のリズムであり
進歩していくために必要なリズムです。
毎日着実に、体力と脳力と心力を鍛錬しましょう。