変化はただやってくるものではない

30歳にもなればわかるはずです。
新しい年がやってきても、
新しいことがひとりでに
やってきたりはしないということを。

ひとつ年をとったからといって
人生に変化が訪れるのではありません。

あなたがこの1年間に何を学び、
その教訓を今後の人生に
どう適用するか省察しなければ、
ひとつ年をとったとしても
前より聡明になったりはしません。

自然の循環に従って
季節が変わり、年は明けますが、
そのような変化に意味をもたせ、
新たな決意をするのは自分自身です。

一指李承憲著『人生120年の選択』より

脳に希望という栄養剤を与えよう

年をとることについての態度を研究した
アイルランドのディアドリ・ロバートソン博士は、
次のように述べました。

「年をとることについてどう考え、
どんなことを話したり書いたりするかによって、
私たちの健康は直接的な影響を受ける。

人はみな年をとるが、もし私たちが
生涯、年をとることを否定的にとらえたとしたら、
それは精神的、肉体的、認知的な健康の測定結果に
現れるような有害な効果を残すことがある」

年齢が8歳であっても80歳であっても、
脳をもっとも強力に活性化する方法は、
脳が集中できる夢や希望をもつことです。

一指李承憲著『人生120年の選択』より

人生のあるじ

世間には幸せや成功に関する
よい言葉があふれています。

しかし、それは人の言葉に過ぎません。

人の考え、人の提示した答えに従って生きるのではなく
自ら問いかけ、選択し
その選択に最善を尽くすことによって
人生のあるじとして生きましょう。

一指 李承憲(イ・スンホン)