死は永遠の同伴者 

時々、真剣にこんな質問をする人がいます。

「私はこれからどうなりますか?
悟った方だから分かるんでしょう?」

よくされる質問だから、私の答えも簡単です。

「ええ、未来がとても良く見えます。
あなたはいつか死にます」

死は生命の永遠の同伴者です。
死があるから、私たちは「生」に対して謙虚になれます。

死が手招きしたり
それを目撃したり
私を見守っているような感じがふっとするだけでも
狭いうぬぼれの川はつぶれます。

時には死が生きる勇気を与えてくれます。
どのみち死ぬなら
恐れおののきながら生きる必要がないからです。
思い切って古いやり方を捨て、
自由にチャレンジしながら生きていく勇気は
生と死に対する深い洞察からきます。

つまり、死は
天が人間に与えた公平な祝福なのです。

あらゆるものは仏様

古来より伝わる興味深い修行法があります。
それは「あらゆるものを仏様と思う」というものです。

たった一人、自分だけは除いて
出会うすべての存在が悟りを得た仏様だと想像してみてください。

彼らは皆、私を成長させるための存在です。
彼らがここにいる理由は
私が悟りを得るために必要な知恵を与えるためです。
それが喜びでも悲しみでも怒りでも寂しさでも。

毎日出会う仏様が
私にくださる教えが何なのか
1日でも1週間でもずっと、
すべての仏様から学んでみてください。

仏様として存在するこの世の万物に接すれば
自分自身と人生を眺める時間は
ただただ感謝になります。

この世で万物の仏様がくださる貴い悟りは
いつも私のための教えだからです。

立体思考

地球上で、西と東にまっすぐ行けば
結局は出会うことが分かります。
西と東は完全に違うという水平思考では
出会えないと考えますが
立体思考で見れば、同じことです。

同様に、生まれるのは死ぬことです。
死が私たちを待っています。
死ぬのが嫌なら生まれないでください。
「生まれた」というのは、
「死を迎えなければならない運命だ」ということなのです。

誕生という列車は、最終的に
死という列車になります。
人生とは、そのような旅だと知りながら
人々は永遠に生きるかのように対立し
すべてを所有しようと努力します。

無限の時間が与えられるとしたら、それは幸せでしょうか?
短い人生だから、今この瞬間が大切なのです。

私たちは何のために地球にやって来たのか
人生の方向と中心を立て
力強く進んでいってください。