黄金の鳥


私たちは一時モグラでした
本当にモグラでした
闇の中で挫折感と被害意識の中でさまよい
小さな欲望と利己心を探して、無我夢中に迷いました
もぐらが虫を探し回るようにです
苦しく、不安で
私たちが生活するには
とても狭くて暗かったです

もちろん、そこにも小さな平和と喜びはありました
しかし、私たちはそれに満足することはできませんでした
皆で共有できる太陽がなく、
真の自由がないということが
徐々に分かってきたからです
私たちは本当に光明と自由が懐かしかったのです
私たちはその果てしない闇の中で光明と本当の自由に向かって
力強く、羽ばたきたかったのです

それで、私達は
黄金の翼を持った鳥になろうとします
黄金のきらびやかな鳥です

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の希望の手紙より