自己の内面と語り合う時間

カイコは、桑の葉を食べていれば
自然に蝶になるのではありません。

カイコは、桑の葉を
ある程度食べると眠ります。

そして、何度も脱皮を繰り返します。
それからマユを作り始めます。

マユを作るのは、外の世界との断絶であり
内部意識に入るということです。

世界のあらゆる欲望や自分の感情から脱し
ひたすら修行に没頭するのです。
内部意識の世界と語り合うのです。

そうしてようやく、一匹の蝶が誕生します。

人間も真の意味で成長するためには
自分の内面と語り合う時間が必要なのです。

悟りがあるところ

「悟りとは何ですか?」
こんな質問をよく受けます。

悟りは本質を回復することです。
人間の本質は生命であり、自然です。

海の波を眺めたり
木や岩がたくさんある山に登れば
考えがなくなり、心が楽になります。
自然と一つになると
簡単に瞑想状態になります。

このように悟りは
本質を回復し、自然な状態になることです。

自然になるとき
人間の本質である人間性と良心が明るくなります。
つまり、人間性回復は自然な状態になる悟りの理(ことわり)です。

脳教育は、瞑想と脳活用によって人間性を回復し
人間の本質を見つけるための具体的な方法です。

何か判断する時に、良心に照らして
自然かどうか尋ねてみてください。

悟りは、本来ある場所、つまり
人間の明るい人間性と良心の中にあります。

自然の中に見つけた真理

「咲く花はどれも美しい」ことに気づいたとき
ある生命が他の生命の上に君臨することは
いかに間違ったことかを悟るようになります。

あらゆる樹木が競って日光を浴びようと
天に向かって伸びあがるけれど
マツがクヌギより大きいからといって
クヌギの上に君臨はしません。

天を突き刺さんばかりにそびえ立つ木から
石の隙間についた苔まで
すべてが調和をなして生きています。