悟りがあるところ

「悟りとは何ですか?」
こんな質問をよく受けます。

悟りは本質を回復することです。
人間の本質は生命であり、自然です。

海の波を眺めたり
木や岩がたくさんある山に登れば
考えがなくなり、心が楽になります。
自然と一つになると
簡単に瞑想状態になります。

このように悟りは
本質を回復し、自然な状態になることです。

自然になるとき
人間の本質である人間性と良心が明るくなります。
つまり、人間性回復は自然な状態になる悟りの理(ことわり)です。

脳教育は、瞑想と脳活用によって人間性を回復し
人間の本質を見つけるための具体的な方法です。

何か判断する時に、良心に照らして
自然かどうか尋ねてみてください。

悟りは、本来ある場所、つまり
人間の明るい人間性と良心の中にあります。

自然の中に見つけた真理

「咲く花はどれも美しい」ことに気づいたとき
ある生命が他の生命の上に君臨することは
いかに間違ったことかを悟るようになります。

あらゆる樹木が競って日光を浴びようと
天に向かって伸びあがるけれど
マツがクヌギより大きいからといって
クヌギの上に君臨はしません。

天を突き刺さんばかりにそびえ立つ木から
石の隙間についた苔まで
すべてが調和をなして生きています。

タンポポの願い

野に咲くタンポポをご存知ですよね?
タンポポは育つと、綿毛のような種を広げ
風を待ちます。

待っていた風が吹くと
風に乗って種を飛ばします。

タンポポの種が地面に落ちると
周りの元素が集まって
また別のタンポポに育ちます。

タンポポの種が周りの元素を材料にして
種に含まれている情報を実現するのです。

そのタンポポは、生まれることを自分で選択しませんでしたが
一度、生まれたら、精一杯生きて
その種に込められた願いを咲かせます。

私たちは今、自分の中の種に込められた
願いを叶えるために長い旅をしているのです。

大きくて叶えるのが難しい願いがあれば
小さいから簡単に叶えられる願いもあります。

また、叶えるのに適した時を
待たなければならない願いもあります。