生命力を旺盛にする呼吸法

呼吸で大事なのは
酸素を吸って二酸化炭素を吐き出す
ガス交換としての呼吸ではありません。

私たちは、息を吸う瞬間に
空間の中で絶え間なく

振動して波打つ生命エネルギーを
体内に受け入れています。

息を吐き出しながら、
体内にたまっている古いエネルギーを排出し

体内のエネルギーをいつも新鮮な状態に維持すること
そして、肺に入ってきた酸素を
体の隅々まで流すことが大切です。

細胞に、酸素も栄養もない状態で
健康になったり気力が生じたりはしません。

呼吸法もただ吸ったり吐いたりするのではなく
全身の生命力を旺盛にする必要があります。

今、あなたの呼吸に集中してみてください。
そこから瞑想が始まります。

地球を眺める

これまで地球を、映画やドラマ、
ドキュメンタリー、写真などで見てきましたが
想像によって地球を見ることができます。

目を閉じ、地球を想像してみましょう。

地球から離れた宇宙空間で地球を眺めています。

地球で暮らしている私たちがどんな風に見えますか?
平和で幸せに暮らしていますか?
それとも、争い合い対立して暮らしていますか?

幼い子供のように、けなし合いながら戦う姿に
誰もがやるせなさや憐れみを感じることでしょう。

地球にはそもそも国境はありませんでした。
国境は人間が作ったものです。
また、民族、国家、理念や思想も
人間が作ったものです。

人類にとって地球は共に成長し生きていく生活の基盤です。
民族や国家、理念と思想を超え
地球という価値を大事に思うとき、
人類に希望があります。

自分自身と親しくなる

忙しく複雑な社会の中で生活していると、
自分が誰なのかも忘れ
周りの環境に意識を奪われ
自分に集中できないことが多くあります。

問題は、自分を意識できないと
自分自身とも距離ができることです。

自分に集中して体の状態を観察する訓練、
これが瞑想です。

一般に、静かに目を閉じてするのが
瞑想だと思われています。
しかし、静かに目を閉じていると
雑念が沸いてきます。

そんなとき、自分に語りかけてみてください。
自分のことが分かるとき、あらゆる開拓ができます。
すべての答えとカギが体の中にあります。

わずか5分でも自分自身に集中すれば
体にある驚異の機能が回復します。
失われていた体の自然知能が目覚めます。

自然知能を回復することで
私たちは創造力、感性、共感能力を発揮します。