忙しいときほど、瞑想する時間が必要です

「しばらく仕事を止めて深呼吸を一度してみてください。
下腹まで深く吸い込んでゆっくり息を吐き出します。

ゆっくり呼吸をしながらしばらく瞑想の時間を持ってみて下さい。
瞑想の開始は眺めること(watching)です。
正確に自分を見る過程を経れば分かるようになります。

眺めてみると私に不足な点があらわれ始めます。
『私がこうしたんだな、ここに問題があったんだな』
それを正確に理解した時、自らを変えることができる力が生じます」

李承憲氏が、『希望の手紙』の中で、瞑想の時間を持つと、
何を知ることができるのか教えてくれています。

大部分の現代人は、時間に追われる生活をしています。
人によっては、落ち着いて考える余裕もないほど仕事に追われていることがあります。

しかし、人生には自分を眺める時間をつくることも必要なのです。
仕事の手を止めていったん深呼吸をし、
それから自分を眺めることで、それまでの自分を振り返ることができます。
これは誰でも簡単に取り入れることができる呼吸法であり、瞑想法でもあるのです。

李承憲氏が『希望の手紙』で書いているように、瞑想する時間を
つくってみましょう。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の希望の手紙より

脳の主人として、脳に変化の方向を示すことを心がけましょう

ひと昔前、ゲームは『子供の遊び』だと思われていました。
今では、DS等を中心に、大人向けのゲームがよくブームになります。
ゲーム業界では、大人の男女をターゲットにした市場があるくらいです。

大人向けのゲームでは、脳を鍛えたり、脳に刺激を与えたりするゲームが
とても人気を集めています。
今の日本には、脳に興味のある大人が多いという証拠でもありますね。

ところで、李承憲氏は脳について次のように語っています。

「脳は固定されていません。
可塑性のため、固定させる事が出来ません。
ただ自分が固定されていると信じているだけです。
それに気づいたら変化して成長ができるという
自信が持てるでしょう。
絶えず変化する脳には
変化の方向を示す主人が必要です」

李承憲氏はこうも語っています。

「私が脳の主人であれば、
遺伝の情報も環境の情報も
自信を持って処理できます」

李承憲氏は、脳教育で最も大切なことは
自分が脳の主人になって脳に指令を出すことだと説明しています。
脳の主人が自分であることを常に意識したいものですね。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の希望の手紙より

脳へのよい情報が瞑想法の効果をアップさせます

ゴールデンウィークも終わり、5月も半ばにさしかかり、
いよいよ全国的に暖かく、朝や夜も過ごしやすい季節になってきました。
外に出て、運動をするのにふさわしい時期です。

どんな方でもできる運動に、ウォーキングがあります。
ウォーキングは性別・年齢・運動経験に関係なく続けられます。
身体にとってよい健康法となるほか、脳にとってもよい瞑想法となります。
ポイントは、歩くときに、自分はまだまだ元気なのだと意識することです。
そう言い聞かせることで、健康法としての効果も、脳の瞑想法としての効果も、
どんどん引き出されます。

李承憲氏が、その理由をこのように説明しています。

「自分の脳に『私は若い』「『私は健康だ』と言い聞かせましょう。
『私はまだ若くて健康だ』という信念や自信が
あなたをさらに生き生きと幸せにしてくれるはずです」

李承憲氏の言葉にあるように、自分が若くて健康だと言い聞かせることで
脳がその通りに反応してくれます。
自分に自信を持つことが、脳を活性化させ、身体を健康にする原動力となるのです。

一指 李承憲(イルチ イ・スンホン)氏の希望の手紙より