自然から学ぶ知恵

私たちは自然から
人生の知恵と道理を学びます。

春、夏、秋、冬の循環の中で
自然の理を悟り、
輝く太陽の中にすべてを
公平に照らす大きな愛を見いだし、
新芽や若葉の萌え出ずる新緑の中に
生命の驚異を感じます。

自然に親しめば親しむほど、
人は自然の性質に近づいていきます。

ネガティブな感情は悪いばかりではない

寂しさ、悲しみ、怒り、怖れなどの
否定的な感情が、必ずしも
悪いわけではありません。

私たちが不安や怖れを感じられなければ、
どのように生命を脅かす危機的状況に対処し、
人類が今まで生き残ってこられたでしょうか?

私たちの人生から
悲しみや怒りがまったくなくなってしまえば、
人生がどれほど味も素っ気もなく
単調で薄っぺらなものになるでしょうか。

喜びや幸せの瞬間が
美しく大切に感じられる理由も、
それを際立たせる人生のつらい瞬間があるからです。

感情が起こるのは自然なことですが、
その感情にはまって振り回されるのは
警戒しなければなりません。

一指李承憲著『人生120年の選択』より

何歳まで生きますか?

老年期をより積極的に
設計するための方法のひとつとして
「何歳まで生きるか自分で選択する」
ことをお勧めします。

自分で決められるとしたら
あなたは何歳までを選択しますか?
特に思い浮かぶ年齢がありますか?
あるとしたら、なぜその年齢なのでしょうか?

ただ何歳まで生きられたらいいなという程度ではなく
自分自身にはっきりと「私は何歳まで生きる」と
意思表示してみてください。

そして、決めた年齢までに実現したい夢を
描いてみましょう。

一指李承憲著『人生120年の選択』より